2005年11月

龍馬と富士山

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司馬遼太郎氏は本当に龍馬が好きだったのでしょう。創作部分をつくる為に竜馬という文字を使ったとも聞いています。
創作部分では福岡のお田鶴様、寝待の藤兵衛などが活躍します。
ここでは藤兵衛と一緒に江戸剣術修行へいく20歳の龍馬の描写があります。

竜馬がはじめて富士山を見たときの事である

「藤兵衛この景色をみろ」
「へい」
 藤兵衛はつまらなさそうにみた。
「気のない顔だなあ、藤兵衛一向に驚かぬな」
「見慣れておりますんで」
「若いころはじめてみた時は驚いたろう。それともあまり驚かなんだか」
「へい」
「だからお前は盗賊になったんだ。血の気の熱いころにこの風景をみて感じぬ人間は、どれほど才があっ ても、ろくなやつになるまい」
「おっしゃいますねぇ。それなら旦那は、この眺望をみて何をお思いになりました」
「日本一の男になりたいと思った」
「旦那」藤兵衛はむくれて「それは気のせいでございますよ」
「当たり前だ、正気で思うものか。坂をおりればすっかり忘れているに違いないが、しかし一瞬でもこの絶景をみて心がわくわくする人間と、そうでない人間はちがう」

このくだりが私は好きである。私も富士山や冬の夜空にきらめく星をみるのが好きです。心が洗われ、色々な悩みが吹き飛んでいくような気がします。
「日本一の男」
やはり男と生まれたからには、どんなものでもいいから日本一を目指したいと思います。

高橋尚子選手のインタビュー

今回の高橋尚子選手のインタビューは、思いやる心という意味で最高だと思うのですが、ほとんどのマスコミは復活だとか、北京だとかであまり注目していないようです。
全文ではありませんが記しておきます。
何度聞いても素晴らしいと思います

「人の温かさや力を貸してもらったという意味で、すごくうれしさを感じられた二年間でした。一度は陸上を止めようと思った時も、夢を持つことで一日一日を充実して過ごせました。陸上に関係なく、今、暗闇の中にいる人や悩んでいる人も、どうか夢を持って一日を過ごしてください。一日だけの目標でも三年後の目標でも、何でも目標を持つことで、一日が充実すると思います。小学生や中学生はもちろん、三十代そして、中高年の皆さんにも、二十四時間という時間は平等に与えられたチャンスの時間です。二度と来ない、この一日の時間を精一杯充実した時間にしてください」

私の好きな言葉に
「お金を失う事は小さく失う事である。名誉を失う事は大きく失う事である。しかし夢を失う事はすべてを失う事である」というのがあります。

このインタビューに通じるものがあるとは思いませんか

龍馬をめぐる女性たち

今日は、龍馬の人生に彩りを添えた女性達の事を書いてみたいと思います。

有名な姉の乙女、脱藩を一緒にしようとした平井加尾、江戸剣術修行での千葉佐那(千葉周作の姪)、龍馬の京都で活動をアシストした寺田屋お登勢、そして龍馬の妻であるお龍。

龍馬には兄が1人、姉が3人いた。特に年の近い姉の乙女とは非常に仲がよく、龍馬が政治活動をしている間も書簡を交わし続け、兄への書簡と違いくだけた文書は姉との仲を想像させるに難くないものです。
龍馬はこの姉には最も信頼を寄せていたのではと思われます。
有名な書簡は色々ありますが、特に妻お龍のことを紹介した書簡は、小姑である姉になんとかお龍を認めさせようと必死な様子がありありと感じられ、好ましい事このうえありません。

千葉佐奈は剣術師匠の娘であり、江戸修行中は婚約の間柄だったとされています。佐奈は終生、婚約の証である龍馬の袖をもち、独身を通し、その墓石には「坂本龍馬室」と彫られています。

お龍に関しては語る必要もないかもしれません。
ただ一言、維新後お龍が語ったとされるなかで「龍馬は千葉佐奈の事を、俺に好意を寄せていたようだが俺は相手にしなかった、といっていた」とあります。でもこれは維新後30年ほどたってからの話で、お龍の佐奈への嫉妬心からの言葉ではないかと私は思っています。

写真でみる風貌は決して二枚目という訳ではありませんが、龍馬の性格は男子ばかりではなく女性からも愛されていたのでしょう。羨ましい限りです。

高橋尚子選手 おめでとう

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高橋尚子選手が帰ってきました。いま涙がとまりません。
優勝という結果にも素直に感動しましたが、やはり人間的にも凄い人だと感じました。

インタビューで
「今暗闇にいる人たちも夢を失わずにがんばってほしい。1日24時間というのは誰にでも平等に与えられています。24時間を無駄にせずがんばれば必ず道は開けます」
こんな内容だったと思います。

2年間暗闇をさまよい続けた高橋選手ですので、本当に重みのある言葉です。

シドニーに続いて夢を与えられた人も多いと思います。

Qちゃん、夢をありがとう。
北京へ向けてがんばってください。

高橋尚子選手への期待

高橋尚子選手が2年ぶりにフルマラソンに参加します。
「故障をおして」という報道があり、1ファンとしては「無理はしないでキャンセルして欲しい」と思っていましたが、スポンサーなどの意向を気にかけているのでしょう。強行出場となりました。

シドニーで夢をもらって以来、ずっと応援していますが、ベルリン2連覇以外は活躍の場を見出せないでいますが、その潜在能力は今でもNo1と信じています。

小出監督という名伯楽と別れて初めてのレース。直前の故障との戦いもあり、余談を許さないどころか完走もおぼつかないかもしれません。

完走しなくても、優勝できなくても、きっと今もてる力を使って精一杯走ってくれる事を期待しています。高橋選手にはまだまだ「夢の続き」をみせて欲しいと願っています
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